そもそも質の良い睡眠とは

睡眠は身体と脳に必須の休養時間

人間の心身は24時間オン状態ばかりでは生きてはいけません。
最高のパフォーマンスを発揮できる良いオン状態を作り出すためには、質の高い休息つまり睡眠が必須の条件です。

睡眠は体のみならず脳の疲れの回復のために不可欠です。
脳にとっては、睡眠が唯一の休息時間で、ただ休息するだけでなく、無意識のうちにこの時間を使って記憶を整理したりしてくれます。

睡眠中、筋肉はリラックス状態となり、細胞のキズを修復したり、免疫物質を分泌したり、睡眠は人間にとり、なくてはならない貴重な時間です。

日の出とともに目覚め、日が暮れると眠るパターンで何万年も生きてきた我々の先祖ですが、近年、24時間オン状態の社会が現れ、イレギュラーな生活を送る人も増えてきました。
それに従い、現代社会では睡眠不足や不眠に悩む人も多くなってきています。

睡眠のメカニズム

睡眠は寝付いてから朝が来るまで、一晩中同じ状態が続いているわけではありません。
ノンレム睡眠と呼ばれる深い眠りとレム睡眠と呼ばれる浅い眠りを、おおむね1.5時間ごとに繰り返していると言われます。

寝始めは脳も休むノンレム睡眠が多く現れ、反対に、朝が近づくと夢をみがちなレム睡眠が現れやすいです。
この繰り返しのリズム周期において、最初のノンレム睡眠が最も大事なチェックポイントで、この時間帯の質の良い眠りが、いい睡眠周期です。

一方、朝方に目覚める際、ノンレム睡眠中に起きると熟睡中に起こされた状態となりスッキリ感が感じられません。
寝たはずなのにスッキリしないと感じるケースでは、周期に合った睡眠をとっているかどうかを確認してみましょう。

このように、質のよい睡眠は睡眠時間の問題のみならず、睡眠のサイクルにも注意してチェックする必要があるのです。

質の良い睡眠を確保するためのポイント

睡眠の周期をチェックするとは言え、床についても寝つきが悪いケースや夜中に起きてしまうケース、早朝目覚めるケースなど、睡眠を思い通りにコントロールするのは難しいものです。

そのような質の悪い睡眠は、病気の予兆のサインである場合もありますので注意が必要です。
しかし、まずは自己の日頃の生活習慣を見直して安眠に結びつける方法を考えてみましょう。
そのことは結果として生活習慣病などの疾病の予防にも有効であることが多いのです。

チェックすべき主なポイントは、まずは、毎朝は同じ時間に起床する、です。
人の脳は朝の日光を浴びると、およそ15時間たてば眠りを誘うホルモン・メラトニンが分泌されます。
寝つきが悪い人は、毎朝同じ決まった時間に起床して朝日を浴びると、寝つきの改善に結びつきます。

次に、夕方に軽めの運動、です。
夕方軽めのウォーキング等を継続すれば、体温がいったん上昇し、ふたたび低下する際に眠りに入りやすくなることが期待できます。

そして、夕食は就寝の2〜3時間前に済ませる、も大切です。
就寝前の食事の摂取は、胃や腸の消化器官に負担が掛かり、安眠の妨げです。
やむを得ないケースでも、夕方に軽く食事をして、夕食も少なめにするようにしましょう。