金縛りの正体とは

金縛りの正体とは

金縛りは科学的に解明された

金縛りに合ったことはありますか?
「目が覚めたのかな?」と思って目を開けても、まだ辺りは暗く体の上に何かが乗っていてだんだんと息苦しくなる、それが金縛りです。

上には何か、この世の物とは思えないようなものが乗っている感覚で、逃げようと思っても逃げられない、声が出ない。
だんだん焦って鼓動が早くなり、もうだめだと思った瞬間に身体が自由になる。

これは、幽霊の仕業だの悪霊の仕業だのと言われていますが、実は科学的に解明されたものなのです。
金縛りはもともと「金縛法」と呼ばれる仏教用語からきています。
敵を身動きできなくする密教の技であり、そこから金縛りという言い伝えが生まれました。

幽霊、生霊、悪魔、魔女、妖精など空想上の生物が引き起こす超常現象だと考えられてきましたが、最近では「睡眠麻痺」という睡眠障害の一つだと言われています。
その科学的解明を詳しくみていきましょう。

通常眠っている間は

普通は、レム睡眠と呼ばれる睡眠と、レム睡眠と呼ばれる睡眠を繰り返すことで私たちは眠っています。
レム睡眠は、脳は起きている状態で体が寝ている状態。
この時に見た夢は、起きても覚えているという現象が起こります。

ここで、脳は「起きている」と思っている。
これが金縛りの正体です。

脳は目覚めていると思っているのに、筋肉が眠っていることで金縛りがおきます。
レム睡眠中には脳は活発に活動していますが、この時筋肉は全く動いていません。
体はまだ眠っている状態ですから、脳が完全に目覚めてしまうことで、金縛りになってしまうのです。

脳が完全に目覚めることで体も起きる、これは当たり前ですが、脳が「体も起きている」と錯覚して金縛りにあってしまうわけなんです。
数分間金縛りが続き自然と動けるようになるのは、体が「目覚めた」ということになります。

金縛りはどうやって解く?

通常は話しかけられたり、本人が強く動こうとすることで終わります。
初めて金縛りになると強い恐怖感を抱く方がたくさんいますが、何回か繰り返すうちに慣れるという方もいます。

いつまでもはじめと同じくらい不安を感じている方もいます。
恐怖や不安にさいなまれないように、金縛りは科学的に証明されたものだと自覚し、対処していくべきです。

金縛りにあわないために

金縛りを体験される方のほとんどが、睡眠の質が悪い、睡眠時間が短いなどの睡眠障害があります。
昼間に睡眠を取る習慣があると金縛りになりやすいとも言われています。

これは、どうしてかというと大半の方がレム睡眠とノンレム睡眠の関係に原因があります。
寝付いてすぐに、レム睡眠になってしまうことで金縛りにあってしまうわけです。
人は寝付いた後すぐはノンレム睡眠状態ですから、時差ボケや生活習慣の中で睡眠の質が悪い時に、なってしまうことが多いのです。

よく金縛りになってしまうかたは、治療が必要です。
多くの場合は、金縛りは科学的に証明できると自覚することで改善できますが、寝室の環境を整えて生活習慣を見直す必要があります。
それでも改善できない場合は、治療薬での治療が必要です。