寝すぎは早死にしやすくなる!?

寝だめに頼っていませんか

人間が生きていくうえで必要な睡眠時間は個人により多少の差はありますが、一般的には約6〜8時間が望ましいとされています。
でも、仕事や家事等にかまけて、望ましいとされる睡眠時間を取れないケースは多いでしょう。

その不足分を週末などの休日にまとめて寝て、平日の睡眠不足時間を補てんしたつもりでいる方も多いはずです。
また、年末年始などの長期休暇を利用して寝だめするケースもありがちではないでしょうか。

何気なく過ごしている日ごろの社会生活の中で、私たちの心身は、絶えまなくストレスに直面しており、気づかぬうちに疲れは溜まります。
特に仕事をする平日は、緊張した状態が継続しますので、ホッと気がゆるむ休日に溜まった疲れをどっと感じて、眠ってしまうのは、不足した睡眠時間を取り戻そうとする本能です。

その週のうちの睡眠不足をその週のうちに補うなど、ある程度であれば大きな問題はないのですが、糖尿病やうつ病などの病気が潜んでいる場合などがありますので、「寝だめ」には注意が必要です。

眠り過ぎが原因となる早死にのリスク

米国ガン協会の調査によると、以下のような結果がでました。
30才以上の100万人を対象に行った米国のガン協会の調査では、死亡率が最低レベルを示したのは、睡眠時間が7~8時間の人で、それ以下でもそれ以上でも死亡率が高まる調査結果が公表されました。

また、特に男性の場合、眠り過ぎは血糖値を高め糖尿病を発症させるきっかけとなってしまいます。
更に中性脂肪も高めることもわかってきました。

このように眠りすぎは直接死を招くというわけではなく、危険な病気のきっかけとなることによって、寿命を縮めるリスクが高まるということです。

オーストラリア・シドニー大学の調査結果は以下の通りです。
眠りすぎが健康を害するリスクは、タバコの喫煙やアルコール摂取と同程度との報告もあります。
特に、昼間は職場のオフィスで、机についての事務仕事が主で、運動する機会が少ない人ほどリスクが高いそうです。
眠りすぎに加え、運動不足など他の複数要因が重なることでリスクが増大します。

オーストラリアのシドニー大学は、23万人を対象に眠りに関する調査を実施しました。
調査では、対象者のタバコ喫煙、アルコール摂取など一般的に身体を害すると認められている生活習慣のみならず、座位の維持時間、睡眠時間を組み合わせて調査して分析をしました。

この調査では、対象とされた個々の習慣の組み合わせの中で、最も死亡のリスクが高い組み合わせを見つけ出そうとしたのです。
その結果驚くべきことに、「眠りすぎ+長時間の座り仕事+運動不足」の組み合わせが、一番死亡のリスクが高いという結果が導かれたのです。

この調査でいう「眠りすぎ」は9時間以上の睡眠を指しています。
もちろん喫煙やアルコール摂取も影響はあるのですが、健康を維持するためには「適切な睡眠+適度な運動」が重要であることが明確に示される結果となっています。
この2つのポイントを心がけ、元気に快活で健康な毎日を送るようにしましょう。